個性をなくした現代の家づくり

ではこうした考え方から我が国の住まいの状況を考えてみるとどうでしょうか。

・住む人も自分の家が分からなくなるような、同じ顔の家、家、家
大都市周辺のベッドタウンでは、ちょっと出歩いてみるだけで建て売り住宅の建設場面に出会います。そしてそのような団地やニュータウンで似たようなデザインの家が建ち並んだ風景に違和感を感じたことのある人は多いのではないでしょうか。何もそこまで同じにしなくても、と思いたくなるほどその形が同じである建て売り住宅はめずらしくありません。集合住宅にしてもすべての棟が同じような高さと住戸数、外観で立ち並んでいます。また、個性というのをもう少し大きな集団で考えてみた場合も同じです。かってはその土地々々で特徴のある家並みが並んでいたものです。地震列島日本では建物を建てる時、必ず地震を見越した設計をする。各種不動産知識は、←こちらをご覧ください。筆者も大学受験で新幹線の車窓から初めて豊橋の町を眺めたとき、自分の住んでいた土地と全く違った、黒い瓦が密集して黒ずんだ風景に新鮮な驚きを感じたことを覚えています。家は屋外の自然環境から住む人を守るものですから、その土地の気候風土によって家の構造は違ってくるのは当然です。したがって、南北に広がる国土をもつ我が国でも、かっては地方ごとに特有な家並みがみられ、それが旅情をそそりもしたし、逆に離れた土地に住む者が故郷でそうした風景に出会ったときには「帰ってきた」という実感をうんだりもしたのです。しかし今はどうでしょうか。日本中どこへいっても同じ造りの家が目に入ります。

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